超音波検査とは
婦人科診察での強力な武器とは?
超音波(エコー)検査と聞くと、お腹から当てるイメージがあると思いますが、婦人科では膣内にプローべ(超音波の機器)を挿入して検査をします。
婦人科では子宮や卵巣を観察しますが、お腹からの超音波では検査の器具が子宮、卵巣からどうしても距離が遠くなってしまうのと、お腹には腸管や腸管ガスがあるため、子宮や卵巣の正確な描出が困難な場合が多くなります。
膣内からだとダイレクトに子宮が描出されます。
卵巣の距離も近くになるので、それらの観察がしやすくなります。
超音波は産婦人科の強力な武器として使用します。
触診ではわからないような子宮の病気や卵巣の病気を見つけることができます。
超音波検査でわかること
産婦人科の医師は経膣超音波検査をすることで子宮や卵巣の病気を見つけることができます。
タイミング指導では排卵のチェックのため、卵胞が発育しているかを超音波で確認します。
妊娠時には、子宮内に胎嚢(赤ちゃんのお部屋)や胎児が順調に発育しているのかを観察していいます。
正常な妊娠なのか、異常な妊娠(子宮外妊娠、流産など)なのかを判断する事できます。
このように、産婦人科では幅広く超音波を活用しています。
超音波によって小さな異常を発見しやすくなり、早期に治療介入できるようになります。
超音波は、画像を通して客観的に病気の有無を判断できます。
超音波検査でわかる疾患
- 子宮:子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、子宮がん
- 卵巣:チョコレート嚢腫、卵巣腫瘍、卵巣がん
- その他:妊娠、異所性妊娠、流産、早産、胞状奇胎、卵管がんなど
検査と治療にかかる費用の目安
内容 | 料金 |
---|---|
超音波検査料金 | 1,600円 |