途中で通院を止めて良いの?
子宮がん検診で再検査となり、病院で検査を行った場合には通院が必要となる可能性が高いです。
半年毎、または3、4カ月に1度の精密検査とその結果説明での受診といった複数回の通院となると、会社勤めで忙しい現代の女性にとっては、中々時間が取れない状況の方も多いと思います。
忙しい毎日を過ごしているあっという間に時間が過ぎ、次の検査のタイミングとなります。
そうすると、検査を先延ばしにしてしまう場合も多いです。
しかし、一回、検査を先延ばしにするだけで、その後もそのまま忘れてしまい検査を受けていない、検査を受けなければならないの病院へ行くことが億劫な状態になってしまうことも多いと思います。
では、コルポスコピー検査を受けないとどうなってしまうのか?
検査を受けずに放置しておくと、病状の進行がわからないため、気付いた時には病変が進行している場合もあります。
手術が急に必要となるなど、ライフスタイルが突然変更せざるを得ない状況になるかもしれません。
コルポスコピー検査を行っていないと適切な治療方法を選択することができません。
定期的にコルポスコピー検査を受けて連続で問題ないことを確認すれば、1年に1回の頸がん検診を受けられるようになります。
コルポスコピー検査が「嫌だ」という気持ちは理解できますが、検査をしないと自分の病状が良い方に向かっているのか、悪い方向に向かっているかのを把握することができません。
気分的にスッキリしない日が続くのではないでしょうか?
子宮頸がんは30代、40代の働き盛りの女性に起こりうる悪性腫瘍です。
自分の病状を正しく把握して、適切な検査、治療を受けられるようにしましょう。
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監修者
院長
清水拓哉
経歴
- 杏林大学医学部卒業
- 筑波大学附属病院初期研修
- けいゆう病院後期研修
- 横浜総合病院などで勤務した後に開業
資格
- 日本産婦人科学会専門医
- 産婦人科内視鏡技術認定医
所属学会
- 日本産婦人科学会
- 日本産婦人科内視鏡学会
- 日本子宮鏡研究会
手術実績(通算)
- 腹腔鏡手術・700件以上
- 開腹手術・150件以上
- 帝王切開・300件以上
- 分娩(経腟分娩)・1000件以上